国際マイページサービスって何?郵便局のオンラインシッピングサービスとは?

国際郵便

 

 

今、郵便局で海外発送の問い合わせをすると、

「2021年1月1日から、手書きのEMSラベルなど国際郵便では郵便局が届かない場合があります」っていうチラシをもらって注意喚起があります。

⇒この注意喚起について詳しくはコチラ

 

 

このチラシでも推奨されているように、日本郵便が提供しているWEBのサービス

「国際郵便マイページサービス」

なんです!

それでは、この”国際郵便マイページサービス”とはどんなサービスなのかを解説していきます!

 

 

 

国際マイページサービスとは?

 

 

「国際郵便マイページサービス」とは

日本郵便が提供しているWEBサービスで、郵便局から国際郵便を利用して発送する人のために、簡単にEMSや国際書留などの発送に便利なサービスを利用できるウェブサイトです。

 

 

◉ どんなサービスがあるの?

 

 

さて、国際郵便マイページサービスではどんなサービスがあるのでしょう?

大きく分けて3つのサービスがあります。

  • オンラインシッピングツール
  • 国際マイページサービス for ゆうプリタッチ
  • 発送管理機能

 

 

オンラインシッピングツール (パソコン版)

 

 

オンラインシッピングツールとは…、

職場や自宅のパソコンやプリンターを使ってEMSラベルや国際郵便ラベルが印刷できるツール。

 

 

◎発送に必要な情報を項目欄に入力するだけで、発送ラベルや税関告知書・インボイスなどの必要書類が印刷することができます。

わざわざ郵便局へ発送ラベルを取りに行かなくてもよく、自宅や職場のパソコン・プリンターを使って簡単にできます。

国際郵便に必要な書類(税関告知書・インボイス)を宛先の国の税関が求めている枚数を自動的に印刷してくれますので大変便利です。

よく海外への発送する場合は、毎回発送ラベルを英語や中国語などの言語で記入しなくてはなりませんが、このツールでは差出人情報や発送履歴を使って簡単に作成できるので、わずらわしい記入作業が大幅に削減されます。

印刷した発送ラベルは専用パウチ(透明ビニール製の貼り付け袋)に収納して、郵便物に貼り付けて発送します。

注意:専用パウチは郵便局には備え付けられてはいませんでしたが、現在は各郵便局に備えてあります。事前に国際郵便マイページサービス内で請求して取り寄せておく方がいいですね

 

 

 

国際郵便マイページサービス for ゆうプリタッチ (スマホ版)

 

 

国際郵便マイページサービス for ゆうプリタッチとは…

スマートフォンから国際郵便マイページサービスを使って入力した発送情報の二次元コードを作成し、郵便局の窓口にある専用プリンターの「ゆうプリタッチ」で発送ラベルや必要書類を印字できるツール

 

 

オンラインシッピングツールのスマホ版。ログインから発送情報・内容品などの入力、そして発送ラベルなどの印字までをスマートフォンで完結することができます

パソコンやプリンターなどを持っていない人や外出先などで急な発送にも対応できるのが便利ですね。

ゆうプリタッチで印刷された発送ラベルはシールタイプですので、そのまま直接郵便物へ貼り付けることができます

パソコン版のオンラインシッピングツールを使うと必要な専用パウチの事前請求がいらないのもいいです。

しかし、実際にゆうプリタッチで出力した発送ラベルはかなり小さく感じます。発送には問題はないですが、文字が小さくて最初はびっくりします。

印刷ラベルはインボイスや税関告知書などを含めると7枚以上出てきますので注意してください。

⇒国際郵便マイページサービス for ゆうプリタッチの会員登録・発送ラベル印刷までの方法を解説!

 

 

 

 

発送管理機能

 

 

国際郵便マイページサービスでできる発送管理機能とは…

  • アドレス帳や内容品リストを登録しておき便利に使える。
  • 発送履歴を使って、新しい発送ラベルを簡単に作れる。
  • 発送した郵便物等の配送状況をメールで受け取ることができる。
  • 発送履歴や配送状況を一覧表示で管理できる。
  • 1週間先までの発送予定日を登録しておける。
  • 各種データをインポート・エクスポートできる。

 

 

● アドレス帳や内容品リストを登録しておき便利に使える

差出人情報・宛先人情報・内容品情報をそれぞれ99件(法人登録は1000件)まで登録しておけます。

登録しておけば、実際に利用する時には選択するだけで入力不要なので便利です。

 

 

● 発送履歴を使って新しい発送ラベルを簡単に作れる

以前に印刷した発送ラベルの情報を使用して、新たに発送する発送ラベルを簡単に作成できるでの便利です。

 

 

● 発送した郵便物等の配送状況をメールで受け取ることができる

「配送ステータスメール通知」機能

発送されたEMSや郵便物等の配送状況が更新するたびに登録されたメールアドレスにお知らせメールが届きます。

しかし、お届け先の国によっては追跡情報がなかったり・遅れたりすることがあるようです。

 

 

● 発送履歴や配送状況を一覧表示で管理できる

印刷した送り状データは「発送履歴一覧」に保存され、発送後にその送り状データ一覧から検索・確認・再発送などができます。

 

 

● 1週間先までの発送予定日を登録しておける

事前に発送する準備ができて発送予定日を1週間先まで登録できます。

事前に作成したデータは「発送予定データ」として保存されます。

 

 

● 各種データをインポート・エクスポートできる

アドレス帳や内容品データをツール内へCSV形式でインポートできます。

ツール内のアドレス帳や内容品リスト・発送履歴データをCSV形式(UTF-8)でエクスポートできます。

 

 

 

国際郵便マイページサービス対応郵便物は?

 

 

国際郵便マイページサービスに対応している郵便物は「記録付きの国際郵便」となっています。

具体的には

  • EMS
  • 国際小包郵便物
  • 書留郵便物
  • 国際eパケット
  • 国際eパケットライト

 

 

 

アメリカ宛ての手書きラベルが発送できない!

 

 

2021年1月1日からは、アメリカ宛てのEMSなどの国際郵便について、従来からの手書きでの発送ラベルを使っての発送ができなくなります。

これは、テロ対策の観点から世界的に郵便物のセキュリティの必要性の高まりの中、万国郵便連合UPUの場において「通関電子データ送信義務化」が決定されたことによります。

⇒ 通関電子データ送信義務化について詳しくは…

 

 

アメリカ宛てのEMSなど国際郵便は、国際マイページサービスでの発送ラベル作成・印刷することにより、通関電子データが送信されますので郵便局で発送できます。

アメリカ側では、国内法(STOP Act)の施行に伴って2021年1月1日からは「通関電子データ」の送信が確認できない郵便物は受け入れずに返送されてしまいます。

ですから、日本の郵便局でも「通関電子データ」送信を確認できない郵便物の受け付けを断るとなっています。

 

 

ちなみに、アメリカ(米国)以外の国へ宛てた国際郵便物はどうかというと、

『手書きによる発送ラベルでの差し出しには、名宛国での通関の遅れや返送のおそれがあります。』とアナウンスされています。

要するに、

通関に時間がかかったり、そのまま返送されてきてもいいなら、一応手書きでの発送ラベルでも発送の引き受けはするが、自己責任ですよ!っていう感じなんですね。

 

 

ですから、

海外へよく発送する方は今のうちに「国際郵便マイページサービス」での発送ラベルの作成になれておいた方がいいですね!

 

 

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