国内や海外の親戚や友人へよく荷物を送ることが多いのですが、他の荷物と一緒に入れていた、
『使い捨てカイロ』
を送ろうとした時の経験から、
使い捨てカイロを国内や海外へ発送する時の注意してをまとめてみました!
この記事を見ていただいた方のお役に立てれば幸いです。
使い捨てカイロは郵送できる?
使い捨てカイロとは
鉄粉の酸化を利用して温めるカイロで、不織布の袋の中に酸化すると発熱する鉄粉を入れたものが一般的です。
その他成分には触媒として食塩や吸水剤、活性炭、バーミキュライトが入っています。
使い捨てカイロは、鉄粉の酸化によって熱を発するものですので、郵送するにあたってちゃんと発送できるのかは気になりますね。
それではどうなのでしょうか?
使い捨てカイロの発送可否
【送り先】 | 【発送可否】 |
日本国内 | ◯ 発送可能 |
日本国内(航空搭載地域) | △ 条件あり発送可能 |
海外(国際郵便) | △ 条件あり発送可能 |
日本国内への使い捨てカイロの発送
★日本国内 ◯
使い捨てカイロを日本国内へ郵送すること自体は何の問題もなく発送できます。
内容品欄があれば「使い捨てカイロ」ときちんと記載しておけば大丈夫です。
日本国内(航空搭載地域宛て)へ使い捨てカイロを発送
★ 日本国内(航空搭載地域) △
日本国内でも郵送時に航空機へ乗せるような地域宛ての郵送では、条件付きで発送が可能です。
その条件とは、
「日本郵便が公表している”使い捨てカイロ製造業者”が販売しているものであれば」という条件です。
使い捨てカイロを作っているメーカーによっては送れるないってことですね。
なぜ?なのかを郵便局で聞いてみました。
そうなんですね。
そして、一覧にある製造業者の製品であっても、袋が開封されている状態の”使い捨てカイロ”は、他の荷物や郵便物と反応する恐れがあるため引き受けができないそうです。
海外(国際郵便)へ使い捨てカイロを発送
★ 海外(国際郵便) △
海外へ宛てた国際郵便(EMS、国際小包など)では、国内の航空搭載地域と同じく条件付きでの発送可能です。
日本郵便が公表している「国際郵便による郵送可能な使い捨てカイロを販売する事業者一覧」に掲載されている販売メーカーのカイロであることを確認できれば発送できます。
海外宛ての発送の際も、使い捨てカイロの袋が開封されている状態では危険なために引き受けてもらえません。
国際郵便として送れるカイロ製造業者一覧
日本郵便が公表している事業者は、全部で52社あります。
下記は五十音順です。
アイリスオーヤマ(株) |
アイリス・ファインプロダクツ(株) |
(株)アザレインターナショナル |
イオン(株) |
井脇製缶(株) |
宇都宮製作(株) |
エステー(株) |
(株)OGC九州本部 |
オカモト(株) |
オリエックス(株) |
紀陽除虫菊(株) |
桐灰化学(株) |
コーナン商事(株) |
興和(株) |
合同会社西友 |
(株)児玉兄弟商会 |
小林製薬(株) |
(株)サンケイ商事 |
三宝化学(株) |
生活協同組合コープこうべ |
タカビシ化学(株) |
(株)タカマツヤ |
(株)立石春洋堂 |
タテックス |
ダイエー |
大日本除虫菊(株) |
ナカシン |
(株)なかじま |
西尾化工(株) |
西日本共和 |
ニッセン商事(株) |
日本生活協同組合連合会 |
日本パイオニクス(株) |
(株)白元 |
久光製薬(株) |
(株)フジトー |
扶桑化学(株) |
フマキラー(株) |
ホーマック(株) |
宝商(株) |
マイコール(株) |
(株)ユー・エス・ジェイ |
ユニー(株) |
(株)霊芝総合研究所 |
ロケット石鹸(株) |
ロッテ健康産業(株) |
Belgeuse Comeracal S.AGRABBER-MYCOAL |
LIL-LETS SOLUTIONS |
MYCOAL WARME PACKS |
使い捨てカイロを発送するには…
使い捨てカイロを発送するのに必要なことは…
国内の航空搭載地域宛ての発送
国内の郵便・荷物に使い捨てカイロを入れて送る場合はには、
内容品名を記載する欄があれば、”使い捨てカイロ”と記入しておきます。
そして、一覧に載っている事業者である事を確認して「航空搭載可能」とわかるように補記しておきます?(郵便局員さんが記入してくれる場合がほとんどかもしれません)
できれば販売業者(メーカー)も合わせて記入しておく方がいいです。
僕は未開封であることも合わせて記入しています。
【内容品欄の記入例】
『 使い捨てカイロ (桐灰化学) 未開封 』
『航空搭載可能』
海外(国際郵便)での発送
海外宛てに国際郵便(EMSや国際小包など)で使い捨てカイロを送る場合には、
発送ラベルやインボイスや税関告知書に内容品を記入する欄がありますので、ここへきちんと記載しまます。
英語では「Disposable warmer」と記載します。
フランス語では「Chaufferette de poche jetable」
中国語では「暖宝宝」と書くようです。
そのうえで
「国際郵便で送れる使い捨てカイロの販売業者一覧」に載っているメーカーのカイロであると確認して、
「Not Restricted」と郵便局員さんに記載してもらえば大丈夫です。
できれぼ、未開封である
「unopened」とも補記しておきます。
まとめ!
“使い捨てカイロ”は他の物品とは違って、郵送する時には少し注意が必要です。
しかし、
きちんと確認して発送ラベルを記入しておけば問題なく郵送することができます。
おさらいです。
日本国内への郵送の場合は、基本的にはそのまま発送しても大丈夫ですが、品名欄がある場合はきちんと記入すればOKです。
日本国内でも航空搭載地域への郵送の場合は、一覧のメーカーのカイロであることと、未開封であることも確認して、品名欄へ品名と補記文言を記入すればOKです。
海外宛ての国際郵便の場合は、一覧へ掲載のメーカーのカイロであることと、未開封の確認をして、その旨を英語かフランス語(中国語)で記入すればOKです。
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